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TKG Editions
<東京・銀座>
〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-13 銀座カーサ1F Tel / Fax : 03-5250-1561 営業日:火—土曜日,11:30—19:00 定休日:日・月曜日 及び 祝日 <京都> 〒600-8325 京都府京都市下京区西側町483番地(西洞院通六条下ル) Tel:075-353-9994 / Fax:075-353-9995 営業日:火—土曜日,11:00—19:00 定休日:日・月曜日 及び 祝日 [Link] TOMIO KOYAMA GALLERY TOMIO KOYAMA GALLERY blog TKG Daikanyama blog 以前の記事
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2009年 06月 04日
TKGエディションズ京都での次回展(6/19〜7/25)、風能奈々(ふうの・なな)展「草上の想像」のご紹介をいたします。小山登美夫ギャラリー京都で同時開催の「誰がその物語を知る」では大きな作品が展示されますが、こちらは20 x 20cmの小作品が展示スペースをびっしり埋めつくす予定です(約100点もあります!)。去年東京・銀座のTKG エディションズで展示しました「旅行シリーズ」と共通するモチーフに、新しいイメージもたくさん加わり、まるで万華鏡のような多彩さです。
以下、作品何点かを風能さんへのインタビューと織り交ぜながらご紹介します。 風能奈々 Nana Funo 彼女のお気に入り Her Favorite 2009 acrylic, dye, gesso on canvas 20 x 20 x 3 cm Q: 展覧会タイトルの「草上の想像」について、シリーズのテーマと関連し、簡単に説明いただけますか。 A: 「ここではないどこか、という感覚がずっとあります。草の上にいて、気持ちのいい風が吹いて、寒くも暑くもない。私はそこでとても速くころがるように走る。というのはアトリエにこもって、じっとしているから生まれるもので、そのどこかを草上と今回は言ってみたのですが、実際草の上ではきっとまた違う場所に思いを馳せていることと思います」 風能奈々 Nana Funo 花は浮かび、イメージは散らばる Floating Flowers, Scattering Images 2009 oil on canvas 20 x 20 x 3 cm Q: 面白いタイトルが多いですが、絵を描いてからつけるのですか。最初から頭にうかんでいるのですか。 A: 「絵を描きながらは挿絵のようなイメージの物語、また音楽だったりを考えているのですが、描き終わると同時にそれらは消えていってしまうので、あとで思い出しながら、また思い出せないながらつけました。フレーズが初めにぽんと浮かび、タイトルをつけてから描いたものもいくつかあります」 風能奈々 Nana Funo ここに行きたいと何度も思った I Have Hoped to Come Here, Again and Again 2009 oil on canvas 20 x 20 x 3 cm Q: このシリーズは物語の挿絵のようなものだと以前うかがいました。木や森がたくさん出てきますが、それはその挿絵に通底するイメージと考えていいですか。 A: 「木や森は、私の実家の庭、それからアトリエから見える神社の木、それから物語の様々な場面の舞台などが混ざっているような気がします。物語はほとんどの場合、森で何かの広がりを見せます」 風能奈々 Nana Funo 幸せな不幸 Happy Misery 2009 acrylic on canvas 20 x 20 x 3 cm Q: 不穏、不安、かなわないこと、といった感覚がところどころにちりばめられています。これらは風能さんにとって絵を描くという行為とどう結びついていますか。 A: 「とても密接にかかわっているような気がします。たとえば居心地が悪いなと思った時にはここに紙とペンがあればいいのに、と思います。居心地のいい、とても幸せな時にもここに紙とペンがあればいいのに、と思うのですが」 風能奈々 Nana Funo 霧のパズル Mist Puzzle 2009 acrylic on canvas 20 x 20 x 3 cm Q: この小作品の制作で楽しかった事、悩ましかった事などエピソードがあれば教えてください。 A: 「今回の小作品は2ヶ月ほどで一気に描いたので、その時はほとんど朝から晩まで、また夕方から朝までアトリエにいて、今思い出すとなんだか夢の中にいたような気がします。もともと4メートル近い大作を描いたあとだったので、大きな絵は疲れたと思ってじゃあ小さいのをたくさん描こう、たくさんって、じゃあ100。と思ってはじめたのですが、結果的にはもう少し多くなりました。だんだんと浮世離れしていって、いつでもぼーっとしたような、それでいて研澄まされているような感じで、とても素敵でした」 風能奈々 Nana Funo テーブル・クロス Table Cloth 2009 acrylic, dye, gesso on canvas 20 x 20 x 3 cm まるで想像と創造がどんどん湧き出る泉をもっているかのような風能奈々さん。是非会場でそれを感じていただければと思います。小山登美夫ギャラリー京都で展示予定の大きな作品については、またあらためてご紹介します。ご期待ください!
by tkgeditions
| 2009-06-04 18:12
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